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2016.10.21 : 国民栄誉賞 レスリング・伊調選手に授与




リオデジャネイロ五輪レスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、女子個人種目で五輪史上初の4連覇を達成した伊調馨(かおり)選手(32)に20日、国民栄誉賞が授与された。
安倍晋三首相は首相官邸で開いた授与式で「最後まで勝負をあきらめずに国民に深い感動と勇気を与えた」とたたえ、記念品として鳳凰(ほうおう)柄を刺しゅうした金色の西陣織の帯を贈った。
伊調選手は紫地の振り袖で出席した。式典後、伊調選手は「身の引き締まる思いがふつふつとわき上がってきた」と喜びを語り、2020年東京五輪に向けて「いろんな選択肢を考え中。 自分自身進歩していければいい」と述べた。国民栄誉賞の受賞は伊調選手で24例目。女子レスリングでは、12年に受賞した吉田沙保里選手に次いで2人目となる。



リオ五輪 伊調が金 史上初の4連覇を振り返って見ましょう



リオデジャネイロオリンピックは17日、レスリングの女子58キロ級で決勝が行われ、伊調馨選手が金メダルを獲得しました。女子の個人種目では世界初となるオリンピック4連覇です。
伊調選手は、1回戦でチュニジアの選手にテクニカルフォール勝ちし、続く、準々決勝も競り勝ちました。
そして、準決勝では前回、ロンドン大会の銅メダリストに対し、再び圧倒的な強さを見せてテクニカルフォール勝ちし決勝に進みました。
迎えた決勝では、おととしの世界選手権で準優勝している、ロシアのワレリヤ・コブロワジョロボワ選手と対戦しました。伊調選手は第1ピリオドで先に1ポイントを挙げましたが、このあと、 攻撃を仕掛けたところを突かれて、リードを許す展開になりました。続く第2ピリオドは、守りに意識を置いた相手に攻撃の形を作ることができず、ポイントを奪えませんでしたが、終了間際にタックルに来た相手を捕まえてポイントを奪い逆転勝ちしました。 金メダルを獲得した伊調選手は、これで女子の個人種目では世界初となるオリンピック4連覇を達成です。


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