阿部知事 観光客誘致でオーストラリア訪問 ワインの産地視察




新型コロナの水際対策の緩和を受け、阿部知事は、県内に外国人観光客を呼び込もうと、3年ぶりの海外出張としてオーストラリアを訪問している。
10/30日は、県内でも広がりつつあるワインを活用した観光の先進事例を学ぼうと、ワイン産地を視察した。
阿部知事は、新型コロナの感染拡大前、多くのスキー客などが県内を訪れていたオーストラリアから再び観光客を呼び込もうと、30日から現地を訪れている。
30日は、最大都市シドニーからおよそ160キロ離れたオーストラリア有数のワイン産地で、観光客にも人気のハンターバレーを視察した。
ワイン用のブドウの生産量が全国トップの長野県は「信州ワインバレー構想」を策定し、信州ワインのブランド化とワイン産業の活性化、ワイナリー巡りなどを通じた観光客の誘致に取り組んでいる。
阿部知事は、ワイナリーが観光客向けに実施しているワインの飲み比べを体験し、ブドウの品種やワインに合う料理について説明を受けながら味を確かめていた。
また、ワイン用のブドウ畑も視察し、長野県との地形の違いや現地のワイン産業の雇用状況などについて聞き取りを行った。
阿部知事は「オーストラリアでは長野県のスノーリゾートは認知されているが、冬以外にも多くの観光客を迎えたい。ワインや日本酒を産業として振興していくと同時に観光につなげられるよう、今回の視察を生かしたい」と話している。
ワイナリーのマネージャーのジョエル・ノーガードさんは「地域ごとにすばらしいワインがあるので、私も長野県のワインを試してみたい」と話した。
阿部知事らは11/3日までシドニーに滞在し、長野県の観光地や食品をPRするイベントなども行う予定。


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