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2018.4.26 チェルノブイリ原発事故から32年で追悼式



旧ソビエトのチェルノブイリ原子力発電所で史上最悪と言われる原発事故が起きてから、26日で32年となり、事故の犠牲者を追悼する式典が開かれました。
旧ソビエトのウクライナにあるチェルノブイリ原子力発電所では、1986年、運転中の原子炉が爆発し、消火に当たった消防職員や原発職員など合わせて31人が高い放射線量を浴びるなどして死亡したほか、その後も、事故処理を行った作業員や周辺の住民の間で健康被害が報告されています。
事故から32年となった26日、原発の敷地内で開かれた犠牲者の追悼式典で、ウクライナのポロシェンコ大統領は「事故は、人類史上最も悲惨な出来事だ。事故処理に当たり、世界を救った人たちを忘れてはならない」と述べました。
チェルノブイリ原発では、爆発した建屋は「石棺」と呼ばれるコンクリートと金属でできた構造物で覆われましたが、老朽化で放射性物質が漏れ出すおそれが出てきたため、おととし、高さ108メートル、幅257メートルの鋼鉄製のドームで「石棺」全体が覆われました。
現在、ドームを密閉する作業が進められていますが、放射線量が高く、場所によっては作業時間が限られているほか、核燃料を取り出す技術も確立していないため、事故から32年たった今も廃炉作業が完了するめどはついていません。


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