Forest Studio


諏訪湖 5年ぶり御神渡りで「拝観式」





湖面の氷の割れ目が筋状にせり上がる現象「御神渡り」が5年ぶりに確認された諏訪湖では5日、氷の筋を神様が通った道筋と正式認定する神事「拝観式」が行われました。
早朝から行われた「拝観式」では、まず、570年余りにわたって「御神渡り」を記録している諏訪市の八劔神社の宮坂清宮司や氏子たちが、歩くなどしてせり上がった氷の筋をあらためて見て回りました。
「御神渡り」は諏訪大社の男の神さまが対岸の女の神さまに会うために湖を渡ったあとと言い伝えられていて、宮司や氏子などは「一之御渡り」、「二之御渡り」、「佐久之御渡り」の、3本の氷の筋を、神様が通った道筋として正式に認定しました。
5日朝の諏訪湖は晴れ間が広がり、湖のまわりには大勢の見物客が訪れて古式ゆかしい神事をカメラに収めていました。
このあと神社に場所を移し、最後に宮司らが「御神渡り」の形を、過去の記録と照らし合わせて1年の世相などを占いました。
それによりますとことしは昭和13年や昭和20年と特徴が似ているということで、天候は、「前半は不安定なれど後半は順調」で、農作物の作柄は「やや良」、そして、経済は「明るい兆しあり」と占われました。


トップ