2018.1.14 : 大相撲初場所(国技館)
大相撲初場所は14日、東京・両国国技館で初日を迎える。4場所連続で関脇を務める東の御嶽海(木曽郡上松町出身、出羽海部屋)は「勝ち越しを最低限の目標とし、三役で勝ち星が一度も2桁に乗っていないので乗せたい」と、7場所目となった三役で初の2桁勝利に意欲を見せる。元横綱日馬富士の暴行事件を発端に角界への信頼が揺らぐ中、「自分ができることは相撲を取ること」と集中して臨む。
初日
昨年は6場所を幕内でただ1人全て勝ち越し、年間54勝は白鵬の56勝に次ぐ2位タイだった。さらなる地力の上積みに注力する今年は「もっと土俵内の稽古に励み、稽古場でもっと勝てるようになりたい」と、場所前の連合稽古や稽古総見で、勝ち残り指名方式の申し合い稽古に積極的に参加してきた。新たにプロテイン摂取などを試して体づくりも進めている。
12日は2日目までの幕内取組が決まり、御嶽海は初日に西前頭2枚目の琴奨菊(福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋)、2日目に東前頭3枚目の千代大龍(東京都出身、九重部屋)と当たる。12日は国技館近くの部屋で基本動作を中心に調整した。今場所で勝ち越せば昨年の初場所から7場所連続。2桁勝利を達成すれば、周囲から期待される大関昇進への足掛かりとなる。
2日目 対戦 千代大龍
3日目 対戦 阿武咲
4日目 対戦 貴景勝
5日目 対戦 玉鷲
6日目 対戦 北勝富士
7日目 対戦 嘉風
8日目 対戦 逸ノ城
9日目 対戦 栃ノ心
10日目 対戦 荒鷲
11日目 対戦 正代
12日目 対戦 隠岐の海
13日目 対戦 鶴竜
14日目 対戦 豪栄道
15日目 対戦 高安
優勝 : 栃ノ心