雪割草は雪が溶ける頃に花を咲かせる植物のミスミソウやスハマソウの総称をいい、その魅力は、花の美しさ、小さくて可憐な花は妖精にたとえられるほどだ。花の多様性にも惹かれる。花弁の色や柄、花の咲き方、雄しべや雌しべの色や形、葉の形状なども品種によって様々だ。一重咲きから二段咲き、三段咲き、千重咲き、妖精咲きなどの華やかなものまで、
まさに雪割草の七変化といえる。古くは江戸時代から改良されていたとされ、個々に優美な雅名がつけられていた。さらに雪割草ブームから専門の育種家の努力によって、より美しい多彩な品種が生み出されてきました。