曼珠沙華(まんじゅしゃげ)を別名彼岸花といい、秋の彼岸ごろから開花することに由来します。曼珠沙華は天界に咲く花という意味で、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ています。
曼珠沙華にはアルカロイドという毒があるため、「毒花」などと呼ばれています。その毒でモグラや野ネズミを防除するために、田んぼの畦道に植えられているのをよく見かけます。
曼珠沙華は、秋雨が降ってやがてお彼岸という頃になると芽を出し、1日に10cm近くも茎が伸びて、瞬く間に50センチ位になり、あの真っ赤な花を咲かせます。そして1週間ほどで花も茎も枯れてしまい、今度は球根から緑の葉っぱがすくすくと伸びてきます。
園芸品種には赤のほか白、黄色の花弁をもつものがあります。