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2018.6.19 : サッカー ワールドカップ ロシア大会




ロシアで初めて開かれたW杯は運営面での大きな混乱はなく、フランスの20年ぶりの優勝で幕を閉じた。全64試合を振り返ると、番狂わせの頻発、絶対的エースの不振、カウンター攻撃とセットプレーの比重の増大といった傾向が浮かぶ。
最大の衝撃は前回2014年大会を制したドイツの低迷だった。初戦でメキシコに0-1で敗れ、続くスウェーデン戦は最終盤にクロースがFKを決めてしのいだが、最後は韓国に0-2で完敗し、決勝トーナメントに進めなかった。
攻撃の要であるエジルが不調で、前線も決定力を欠いた。これで06年大会のイタリア、10年大会スペインに続き、3大会連続で前回王者が1次リーグで敗退した。大きな成功を収めた途端に戦術が陳腐化し、世代交代を迫られる現代サッカーの激流が垣間見える。
アルゼンチンのメッシ、ブラジルのネイマールら、抜きんでた力を持つエースが封じられたチームも優勝争いに絡めなかった。ロナルドを擁するポルトガルも決勝トーナメントで失速した。
戦術面では堅守速攻をうたうフランス、ベルギーが躍進。史上最高の3位となったベルギーは日本戦の終盤、本田のCKをGKクルトワがつかみ、素早く前につないで決勝点を奪うなどカウンター攻撃が脚光を浴びた。セットプレーで存在感を示したのはイングランド。7試合の計12得点のうち9得点がセットプレーによるものだ。FKやCKの場面で組織的に動いてスペースを作り、相手の壁を乗り越え、28年ぶりに4位に食い込んだ。
クロアチアは司令塔モドリッチを中心とした多彩な攻撃で、準優勝。東欧のチームが決勝に進んだのは1962年大会の旧チェコスロバキア以来だった。開催国ロシアは前評判を覆し、8強に躍進して大会を盛り上げた。
アジア勢は前回大会では1勝も挙げられずに全チームが1次リーグで敗退したが、今大会は日本が2大会ぶりに16強入り。韓国はドイツから大金星を挙げ、イランがモロッコ、サウジアラビアがエジプトを倒した。02年日韓大会以来のアジア開催となる次回22年カタール大会に向けた好材料といえる。

 

サッカーW杯 フランス 3大会ぶり決勝進出



サッカーのフランス代表は15日、ロシアで行われたワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝戦でクロアチア代表と対戦し、4-2で勝利した。ルジニキ・スタジアムでの手に汗握る熱戦でクロアチアの果敢な挑戦を退け、フランスが2度目のW杯優勝を果たした。
クロアチアは1時間ほどは互角に立ち向かったが、ディディエ・デシャン監督が率いるフランス代表は乗り越えられない差を見せ付け、母国開催だった1998年フランスW杯以来の優勝を手にした。
デシャン監督は20年前に優勝した時の、代表主将だった。今回の勝利で、選手と監督の両方としてW杯に優勝。史上3人目の偉業を果たした。

 

サッカーW杯 フランス2回目の優勝



サッカーワールドカップロシア大会の準決勝、フランス対ベルギーは、フランスが1対0で勝ち3大会ぶりの決勝進出を決めました。
試合は、10日、サンクトペテルブルクで行われ、フランスはここまでの5試合で出場チームトップの14得点を挙げているベルギーと対戦しました。
平均年齢が26歳と出場チームの中で2番目に若いフランスは、19歳のエムバペ選手を中心に攻撃を組み立て、39分には、右サイドでボールを持ったエムバペ選手が巧みなスルーパスで決定的なチャンスをつくるなど主導権を握りました。
そして、後半6分にコーナーキックのボールをディフェンダーのウムティティ選手が頭で合わせて、今大会初ゴールを決めて先制しました。
これに対して、ベルギーは、エデン・アザール選手やデブルイネ選手などが攻め込みましたが、フランスは、ゴールキーパーのロリス選手を中心に堅い守りを見せ、最後まで高い攻撃力を誇るベルギーに得点を与えませんでした。
フランスは、1対0で、準優勝した2006年のドイツ大会以来3大会ぶりの決勝進出を決めました。
一方、ベルギーは、初めての決勝進出を逃し3位決定戦にまわりました。

 

サッカーW杯 ベルギーがブラジル破りベスト4進出



サッカーワールドカップロシア大会の準々決勝、ブラジル対ベルギーはベルギーが2対1で勝ち、8大会ぶりのベスト4進出を決めました。 ブラジルはエースのネイマール選手を中心とした攻撃だけではなく、ここまで4試合で1失点と堅い守りも光ります。
ベルギーは出場チームで最多の12得点を挙げている攻撃陣が好調です。
両チームの対戦は6日、カザニで行われました。ベルギーは前半13分にコーナーキックから相手のオウンゴールで先制します。さらに31分にベルギーは得意のカウンター攻撃からミッドフィルダーのデブルイネ選手がミドルシュートを決めて追加点を奪い、2点をリードして前半を折り返しました。
攻めあぐねてきたブラジルは後半31分、途中出場したレナトアウグスト選手がヘディングシュートを決めて1点を返しました。ベルギーはこのままリードを守り2対1で勝って1986年のメキシコ大会以来、8大会ぶりの準決勝進出を決めました。
ブラジルはベルギーの3倍を超える26本のシュートを打ち相手ゴールに迫りましたが決定力を欠きました。
ベルギーは日本時間の11日、準決勝でフランスと対戦します。準々決勝でブラジルとウルグアイが敗れて南米勢は大会から姿を消しました。


サッカー日本代表 ベルギーに破れ初のベスト8ならず



サッカーワールドカップロシア大合は2日、決勝トーナメント1回戦で日本はベルギーと対戦し.原口元選手と乾貴士選手のゴールで2点をリードしましたが、追いつかれ、 さらに後半のアディショナルタイムに勝ち越しのゴールを奪われ2対3で逆転負けし、初のペスト8進出はなりませんでした。
1次りークを2位で通過した日本は.決勝トーナメントの1回戦でベルギーと.2日.ロシア南部の都市.ロストフ・チ・ドヌーで対戦しましました。
日本は前半、ベルギーに攻められる場面が目立ち、エースのルカク選手などに11本のシュートを打たれましたが。守備陣の体を張った守りでO対Oで前半を終えました。
日本は後半3分、柴崎岳選手のスルーバスに反応した原口選手がシュートをゴール左隅に決めて1点を先制しました。
さらに7分、ゴール正面で香川真司選手のパスを受けた乾湿手がミドルシュートをゴール右隅に決めて追加点そあけ。2対Oとリードを広げました。
しかし24分、ベルギーにフェルトングン選手のゴールで1点を返されると、29分には、クロスポールを途中出場のフェライニ選手に追いつかれました。
日本は、36分に山口蛍選手と本田圭佑選手を投入し、勝ち赳しのチャンスをうかがいましたが、逆にアディショナルタイムにカウンターからシャドリ選手にゴールを決められて2対3と勝ち越され、逆転負けを喫しました。
ワールドカップで日本は、これまで2002年と2010年の大会で決勝トーナメントに進みましたが、いずれも1回戦うを突破できず、今回もベスト8入りはなりませんでした。

 

日本が2大会ぶり決勝トーナメント進出 日本×ポーランド



サッカーワールドカップロシア大会の1次リーグ、グループHの日本は第3戦でポーランドと対戦し、0対1で敗れましたが、日本はもう1試合のセネガル対コロンビアでコロンビアが勝ったことからグループHで2位となり、2大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まりました。
ここまで1勝1引き分けの勝ち点「4」で、グループ1位だった日本は28日、ボルゴグラードで行われた第3戦で、すでに1次リーグ敗退が決まっているポーランドと対戦しました。
この試合に勝つか引き分けで、ほかの試合の結果にかかわらず決勝トーナメント進出が決まる日本は、第2戦から先発6人を入れ替えて臨みました。
試合では今大会初めて先発出場した武藤嘉紀選手や酒井高徳選手がシュートを打つなど、前半から積極的に相手ゴールに迫りますが、得点を奪えませんでした。
一方、守りはゴールキーパーの川島永嗣選手が相手のシュートをぎりぎりのところで阻む守備を見せるなど無失点で、前半を0対0で折り返しました。
しかし後半14分、日本は自陣でポーランドのフリーキックを与え、このフリーキックからベドナレク選手にゴールを決められ、先制を許しました。
このあと日本は乾貴士選手や長谷部誠選手を相次いで投入しましたが、攻撃の決め手を欠いて得点を奪えず、0対1で敗れました。
一方、同じグループHのセネガル対コロンビアでコロンビアが勝ったことから、日本は勝ち点「4」で並んだセネガルを警告によるポイントの差で上回って2位となり、決勝トーナメント進出を決めました。
日本は2010年の南アフリカ大会以来、2大会ぶり3回目の決勝トーナメント進出です。
日本は来月2日の決勝トーナメント1回戦でグループG1位のベルギーと対戦します。

 

警告ポイントとは

ワールドカップ1次リーグの順位は、まず各チームの勝ち点、得失点差、ゴール数の順で決まります。
これらが並んだ場合、該当するチームどうしの勝ち点、得失点差、ゴール数で競います。
またこれも同じだと、選手の反則や退場を警告のポイントの差で順位を決めます。
そしてすべて同じ時には、抽選となります。
大会の規則によりますと、このうち警告のポイントは1試合で選手がイエローカードを1枚受けるとマイナス1ポイント、同じ選手がイエローカード2枚でレッドカードになった場合、マイナス3ポイントとなります。
またレッドカード1枚でマイナス4ポイント、イエローカード1枚の状態で、レッドカードを受けるとマイナス5ポイントです。
順位はマイナスの少ないほうが上となります。
日本は1次リーグの3試合を終えてマイナス4ポイント、日本と勝ち点や得失点差などで並んでいたセネガルはマイナス6ポイントで、この結果、マイナスの少なかった日本がグループHの2位となりました。
西野監督「この先はさらに強いチャレンジ精神で」

日本 対 セネガルは引き分け



セネガルに先制された日本。後半33分、交代で入った本田の3大会連続、
日本代表最多となるW杯通算4本目のゴールでドローに持ち込む。
決勝T進出をかけ、ポーランドとの3戦目に挑む。


サッカーワールドカップ ロシア大会、1次リーグのグループH、日本は第2戦でセネガルと対戦し、相手に2度リードされましたが、乾貴士選手と本田圭佑選手のゴールで2対2で引き分けました。日本は、2大会ぶりの決勝トーナメント進出をかけて、28日の第3戦でポーランドと対戦します。
初戦でコロンビアに勝った日本は24日、エカテリンブルクで行われた第2戦で、同じく白星スタートを切ったセネガルと対戦しました。
日本は前半11分、セネガルに攻め込まれ、ゴール前のこぼれ球をマネ選手に押し込まれて先制を許しました。
それでも日本は、徐々にペースをつかみ、前半34分、相手陣の深くでロングパスを受けた長友佑都選手が乾貴士選手にパスを送り、その乾選手がゴールの右隅に蹴り込んで1対1の同点としました。
後半、日本はたびたびチャンスをつくりますが、得点をあげられず、逆に26分、セネガルに攻め込まれ、ワゲ選手にシュートを決められて勝ち越しを許しました。
日本は失点の直後に本田圭佑選手と岡崎慎司選手を投入し、33分には、その本田選手がゴールを決めて同点としました。
日本は2対2で引き分け、勝ち点を4に伸ばしました。
日本は2大会ぶりの決勝トーナメント進出をかけて、28日の第3戦でポーランドと対戦します。

 

日本がコロンビアに勝利



サッカーワールドカップ ロシア大会、1次リーグのグループHで日本は初戦、コロンビアと対戦し、香川真司選手と大迫勇也選手のゴールで2対1で勝ちました。
世界ランキング61位の日本は19日、今大会の初戦で、世界16位のコロンビアと対戦しました。
試合は開始早々に香川選手が打ったシュートを相手選手がペナルティーエリア内で手で防ぐ反則をして、この選手がレッドカードで退場するとともにペナルティーキックのチャンスを得ました。
そして前半6分、香川選手がゴール右隅に落ち着いて決めて先制しました。
しかし、日本は前半39分、ペナルティーエリア近くからのフリーキックをキンテロ選手に決められて同点に追いつかれ、1対1で前半を終えました。
後半に入って試合を押し気味に進めた日本は、25分に香川選手に代えて本田圭佑選手を投入しました。
そして後半28分、本田選手のコーナーキックを大迫選手がヘディングで決めて2対1と勝ち越しました。
このまま守りきった日本は、2対1で勝ってワールドカップ2大会ぶりの勝利をおさめて勝ち点3を獲得しました。
日本が初戦に勝ったのは決勝トーナメントに勝ち進んだ2大会前のカメルーン戦以来です。
日本は次は24日にセネガルと対戦します。

 

日本 第2戦で決勝トーナメントに進出できる条件は

初戦を勝った日本は、次の第2戦でセネガル戦に勝った場合、決勝トーナメント進出を決める可能性があります。
日本は次のセネガル戦に勝つと、勝ち点を「6」に伸ばします。
その上で、グループHのもう1試合、ポーランド対コロンビアが引き分けに終わった場合、もしくはコロンビアが勝った場合には、日本のグループHの2位以上が決まるため、1試合を残して決勝トーナメント進出が決まります。





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