Forest Studio


2017 新語・流行語大賞




ことし話題になった言葉に贈られる「新語・流行語大賞」が1日、発表され、年間大賞にはスマートフォンなどで写真を見栄えよく撮影する「インスタ映え」と、国有地の払い下げなどをきっかけにさまざまな場面で使われた「忖度(そんたく)」が選ばれました。
「新語・流行語大賞」は、1年の間に話題になった出来事や発言、流行などの中から世相を表現した言葉を選ぶ賞で、ことしは30の言葉がノミネートされました。
この中のトップテンが1日、東京都内で発表され、このうち年間大賞には、SNSのインスタグラムに投稿するためスマートフォンなどで写真を見栄えよく撮影する「インスタ映え」と、 他人の気持ちを推し量るという意味で、国有地の払い下げなどをきっかけにさまざまな場面で使われた「忖度(そんたく)」が選ばれました。
このほかのトップテンは、地球の人口の半分が男性であることを表現した、お笑い芸人、ブルゾンちえみさんの決めぜりふ「35億」、北朝鮮のミサイル発射など緊急時に情報を伝える「Jアラート」、睡眠不足の蓄積が認知症などの発症リスクになる「睡眠負債」、 独特のキャラクターで知られ、ことし6月に引退した将棋棋士の加藤一二三九段の愛称「ひふみん」、うそやでっち上げをニュース記事のように仕立ててインターネット上に流す「フェイクニュース」、月末の金曜日に早めの退社を促すキャンペーン「プレミアムフライデー」、 不適切な言動などが相次いだ自民党の若手議員を指す「魔の2回生」、トランプ大統領の「アメリカ・ファースト」や東京都の小池知事の「都民ファースト」など、最優先するものを示す「○○ファースト」が選ばれました。
また、これとは別に、陸上男子100メートルで日本選手で初めて10秒の壁を破った桐生祥秀選手の記録、「9.98」と、将棋の藤井聡太四段が打ち立てた前人未踏の「29連勝」が選考委員特別賞に選ばれました。


トップ